こころWeb

ネットワーカー実例集

岐阜県 江崎さんの場合

江崎 孝治 <cxe05776@nifty.ne.jp>

[イラスト]

交通事故での外傷性頸椎損傷C4レベル、在宅。
簡単に言うと首から下が麻痺の車椅子常用者。
症状に個人差は大きく自分の場合上肢に関して言えば肘は曲げられるが伸ばせない、手首を上に上げられるが逆は無理、指の機能は全廃に等しい。

手にベルトを巻き棒を固定してキー入力をしている。
これはもともと食事に使用するときスプーンを固定するための手製の自所具だがキー入力には不可欠なものである。両手にベルトを巻き同じように使用される頸損の方もみられるが自分の場合は右手だけ、つまり指(棒)一本で入力している状態である。当然ながら両手でブラインドタッチに比べて入力スピードは格段に遅いもののオンラインチャットなどは基本的にしないので特別に不自由なことはない。
SHIFT, CTRLキーなどは動かない指でも操作できている。

マウスは不自由なのでエレコム製3キースタイルのトラックボールを使用。
左右のクリックボタンが大きくドラッグキーを標準装備している。
オーソドックスなトラックボールで非常に使いやすい。
しかし最近このオーソドックスなデザインをしたトラックボールが減ってきているように感じてならない。少し残念である。

個人的な楽しみでiCOM製のラジオをパソコンにつないでいる。
操作をすべてパソコン側で制御できて重宝しています。
最近はストリーミング機能でアメリカのラジオ放送も直接聞き取れたりできるのでどこにも出かけないのに世界はますます狭く感じる。

受傷してもうすぐ10年、物理的なバリアフリーや介護問題など解決すべき事項は多いがつくづくいい時代に障害者になれたと思う。実際のところパソコンに関して言えば障害者だから苦労したというのはほとんどないです。福祉情報を集めるために遅いモデムで(といっても当時では標準的だが)始めたパソコン通信も比重が趣味分野に移り、その関係で知り合いが増え、外出困難な自分に裏オフと称して直接家にまで遊びに来てくれる. . . 、本当にインターネットはありがたいと思う毎日です。


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Last modified : 2002.11.25
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