こころWeb

ネットワーカー実例集

北海道 今本さんの場合

ベットで操作する写真

私は、北海道にある国立療養所八雲病院で生活している今本岳憲といいます。体内の筋力が次第に衰えていく「筋ジストロフィー症」の私は、十年ほど前から人工呼吸器との共同生活をしています。
医療の向上により、人工呼吸器を使用していてもベットから離れやすくなったとはいえ、やはりベットが生活の主となります。こうした生活は、とかく単調になり意欲をなくしがちになり、心のかてとなるものを見出さなければ、時計や天井の模様を眺めるだけの何も残らない人生となってしまいます。
心のかてを求めるにあたり、モノを活用して取り組む場合が多いかと思います。ですから、音楽、TV、ビデオ、ゲームと範囲を広げることは、モノを増やすこととなります。病室(ベット)では、多種多様なことを行なう場ですので、心のかてを求めるスペースは自ずと限られます。
以前であればこうした環境で範囲を広げることは大変難しいことでしたが、現在はコンピュータの様に音楽、TV、ゲーム、インターネットなど様々なことが一体の機器で可能となりました。
こうした流れに昨年、私達の施設に院内LANが引かれ、インターネットが病室(ベット)で可能となり、ネット人口が徐々に増えています。私も半年ほど前にコンピュータを購入し、インターネットなどをベットで楽しんでい ます。

■ベット環境■
私の場合、ベットに寝た状態であること、運動機能が僅かに動く指先のみであることから、様々な工夫が必要でした。コンピュータの入力は、1つのスイッチでマウスやキーボードと同様の操作が可能な「MK1」という機器を使用し、又、コンピュータの本体には電源のON、フリーズになった場合の電源のOFFなどの改造をしたので、ディスクの入れ替えの手助けのみでいい様になっています。
ディスプレイは、ベットにアームを取り付け、TVとPCモニタの両方兼用できるディスプレイをそこに付けました。又、音量や画面切り替えなどの操作は、赤外線リモコン信号を記憶し、一つのスイッチで信号を送信することが出来る環境制御装置 (ECS)を使っています。
これらの操作のほかにナースコールも含め、 自力で全ての操作が出来るようにする為、1つスイッチを短点と長点を組み合わせで選択し操作可能にする制御機を使用しています。この機器は、当院の作業療法士の方に製作して頂きました。
・コンピュータ:ソーテック  PC STATION M380AV
・ディスプレイ:三菱マルチメディアディスプレイ MDT121X
・アーム: マグビュー株式会社 PS−3B
・PC入力機:ゆり電子 MK1 マウス&キー
・環境制御装置(ECS):米国タッシュ社 RELAX

  E-Mail: maitake721@hotmail.com
  URL:http://www.hakodate.gr.jp/maitake/


| トップページ | こころリソースブック | 相談センター | こころWebからの提案 | アクセシビリティ指針 |
| 最新情報 | 初めにお読みください | ネットワーカー実例集 | 関連情報 | ご意見・ご感想 |


Last modified : 2002.11.25
(c)Copyright, e-AT協議会