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私は、現在、千葉県四街道市の国立療養所・下志津病院(しもしず)の6病棟に入院しながらパソコン通信をしている筋ジストロフィー患者です。病院では、平成6年1月に筋ジスネットの「夢の扉」に接続するためのパソコンを設置し、電話回線を病棟の中に引く話になりました。現在も電話線の管理や料金の徴収等は患者の共同使用物ということで患者が行って居ます。電話線の設置場所は6、7病棟間のプレールームで、そこから市販の分配器を使って電話回線を分配して使用しています。私は車椅子に乗れますから電話回線が引いてあるプレールームで割り箸を喰わえてここでキーを叩いています。ベットサイドの患者さんはプレールームから電話線を何十メーターも病室まで引っ張ってパソコンを楽しんでいます。
ネット上で分からないことは聞こうと思って色々なところを廻りました。沢山の人と知り合いました。これからも友人を増やしたいと思っています。私にとってパソコンは、『楽しい道具』です。文房具であって、メールを出すためのポストであって、送られて来た文章を読む読書機ですね。障害を持っている人は様々ですから安定してパソコンが出来るまでは時間が掛かることは大きな障壁でしょうが、一つの社会参加の場としての意味は大きいと思います。ネット上も一つの社会です。当たり前のことですが、法治国家に住んでいる住人にとっては障害者も健常者も変わりがありません。
冒頭で書きましたが、私は割り箸を喰えて入力しています。この方法は、慣れてしまった私にとっては伝家の宝刀なのです。チャット等は出来ないにしても自分のリズムで打ち込める方法が見つけられたことは幸せかも知れません。ある人が私に「資源を一番有効に使っているかもね。」と言ってくれたことがありますが毎日安定して打ち込めるのも割り箸があってこそなんです。しかし、私が将来もこの打ち方が続けられるかは疑問です。色々な補助入力プログラムやスイッチ等の入力装置の工夫も見られますが、安定して打ち込めるようになるには、まだまだ人間がその機械に慣れる努力に頼る面が多いと思います。私も古いソフトを使ってマウスの左クリックボタンを押して入力の練習をしたことがあります。ボタンを押すことがさほど苦に成らない私でも、慣れていないスイッチでの連続した入力には無理がありました。合っていないスイッチだと汗をかいて滑るだけで打つタイミングがずれてしまうのです。人間工学なんて学問が存在している昨今、快適に入力が出来る方法の開発もこれからのインターネットに参加したい人には不可欠に成ってくるはずです。メーカー任せにしないでユーザーも大いに意見を言いましょう。