
東京都 内山さんの場合
個人データ
![[内山さんの写真]](gif/uchiyama-san.gif)
私は、大学在学中、クラブ活動でトランポリンをしていましたが、技をかけるのに失敗して、頚髄を損傷して重度の四肢マヒ者になりました。それからこれまでに、ワープロ2台とパソコン2台を使っています。ここでは、通信を本格的に始めることとなったパソコンを使用した環境について紹介します。何かの参考になれば幸です。
- 男 33歳
- 重度四肢マヒ 頚髄損傷(C4)
- ワープロ・パソコン歴 12年
使用環境
- パソコン:PC-9801/VM21(デスク・トップ型)
- キーボード:ASKeyboard (Shift-JIS)
- 表示器:15インチCRT
- プリンタ:PC-PR/100(正面からの引きだし/60枚まで)
- FDドライブ:横浜Y-100(2ドライブ/緑電子製)
- 同時入力:PKCON.COM Ver 2.0
- 通信ソフト:WTERM
- マウス:こねこの手II(押しボタン式マウス)
- モデム:PV-A24B5(AIWA)、SPORTSTAR 14400 V.42bis(US Robotics)
- 集中電源:2系統
パソコンを使用することにより、ワープロを使っていた以前の環境より扱えるファイルの大きさは巨大になりましたが、以下の問題点を解決しなればなりませんでした。
- 標準キーボードでは大き過ぎる。マウススティックが届かない。随意性を保つためには、マウススティックは短い必要がある。
- シフト・キーなど、同時押し下げ操作をどうするか。
- プリンターへの紙入れ、操作をどうするか。
- マウスをどの様にすれば操作できるか。
- 本体とモデムなどの周辺機器の、複数ある主電源をどうするか。
問題点を解決するため、以下の様にしました。
- 既存の短いマウススティックを使用するため、小型キーボードである必要がある。また、このキーボードは、マウススティックが全体に届く様に、自作した傾斜台を使用した。
- シフト・キーの同時操作については、シフト・ロック・プログラムを使用した。
- プリンターは、操作パネルが前面にあり、紙の出し入れも引き出し型で、60枚セット可能な物を選んだ。
- マウスに関しては、こねこの手-*-*という押しボタン式マウスのフラット・タイプをキーボードに張り付けた。
- 集中電源2系統を用い、本体と周辺機器に分け、主電源の系統を2つにまとめた。
以上の環境により快適に文書を作成し、通信でUPしています。また、フリー・ソフトがダウンロードでき、使用できたのは大きなメリットでした。モデムは当初、当たり前の2400bps V42.bisを使用していましたが、その後平行輸入の14400bpsのモデムを購入して使用し、現在は28800bpsを使用するに至っています。バック・アップのために、FD交換用ディバィスを考案したりもしましたが、HDDの利用により、その使用頻度は減ることになりました。なお、この機体は現在も使用していますが、使用環境は大幅に変わっています。
以上の様に、私はパソコン環境を工夫して使用しています。市販品は配置を考えるだけで使えることもあります。それでも足りない面がある時に、始めて特別な工夫をしています。私のパソコン環境は必要に応じてドンドン変わっていくことでしょう。